寝具、お布団のお手入れ
2023.12.27
ふとんのnote
年末の大掃除、進んでいますか?
お風呂やキッチン、窓や玄関、部屋のいたるところをスッキリ片付けて新年を迎えたいですよね。
というわけで、年末の大掃除は「寝具」もお手入れしておきましょう。
洗濯をするときにまずチェックするのが「洗濯の取扱い表示」です。
平成28年12月以降の生産分から日本では、50年ぶりにお洗濯の方法を表す洗濯表示が世界共通のマークに変更されています。
少し前の表記では一番左の家庭洗濯については洗濯機のマークでしたが、今ではそれに代わって桶のマークとなりっています。ここが×なら家庭での水洗いはできません。桶に手のひらのイラストのものは手洗いの意味です。
取扱いについてのタグをみてみると、寝具に限らず「タンブル乾燥禁止」としているものが意外とあります。
この「タンブル乾燥」とは、コインランドリーやドラム式洗濯機についているような熱と回転で乾かす方法なんですがダメージが比較的大きいので縮んだり、装飾がとれたり、風合いがかわる心配があるものは「お避けください」となっています。
冬は空気は乾燥していますが、敷きふとんをひっくり返すと濡れていることがあります。
これは床面と体側で温度差が大きいため結露が出来やすくなっているためです。
じめっとしたお布団はいやですよね。
お布団をカラッとさせるのは日々の手入れとしてとても重要になってきます。
敷きふとんなら上げ下げ、掛けふとんなら「布団干し」をおこたると、カビの原因をうむことになり、
特に湿気を吐き出すのがあまり上手ではない「わた」は重たくなっていきます。
さらに「羊毛」はへたりやすくもなってしまいます。
お布団を干すのは重労働ですよね…。
お布団を干す場合のコツもご紹介しておきましょう。
時間帯は午前10時から午後3時。お天気がいい日を選ぶのは当然なんですが
できれば前日も晴れていた日を選んでみましょう。
お布団を取りいれる前に叩くことがありますが、中の詰め物を痛める心配があるので
強く叩かずに 表面を払って掃除機をかるく掛ける程度がオススメです。
じっとりした寝具が不快なのはもちろんなんですが、寝入りばな、睡眠の前半では体の中の熱を汗として放出し、休息モードとなっていくので寝具がカラッとしていて湿気を充分吸える状態であるということが案外ポイントになってきます。
お天気がよくない日が続いたり、日中家にいない方は布団乾燥機などもうまく利用してみてください。
また、お手入れといえば、たまにこんなことはありませんか?
部屋を掃除していて布団から飛び出した「羽毛のはね」をみつけたとき。
大丈夫かな??と感じることがあります。
そもそも羽毛布団は、空気をたくさん含む中の「はね」が吹き出さないように生地に加工がされているんですが圧力をかけて押しても「パンッ」と破裂しないように空気の流れを完全にストップはしていません
つまり、空気と一緒に何本か出てしまう程度は心配ありません。
ただ羽毛は針の穴くらいのとても小さな穴でもどんどん出てきてしまうので、安全ピンでカバーをとめたりは絶対ダメです。
長く使っていて たくさん細かい「はね」が出始めたり、詰め物が片寄ってきたり、
「かさ」が減ってきたなと感じたら買い替えか、打ち直しを検討してみましょう。
ふとんは基本洗えるとうたっているもの以外は、詰物の偏りや吹き出しが心配されるので、洗濯を重ねるよりも、カバーをこまめに洗うというお手入がオススメです。
お気に入りの寝具をできるだけ長く使えるように、この機会に、しっかりお手入れをして新年を迎えましょう。