家族と眠りの関係

2024.02.10

ねむりのnote

一つ屋根の下で暮らしている家族ではあるんですが、生活パターンを把握していても、どうしても合わせることが難しいのが睡眠ですね。
人それぞれに合った睡眠のリズムや傾向があるので、悩みを抱えている人も少なくはないようです。

睡眠の傾向は、個人差だけでなく世代・性別によっても異なってきますが、皆さんのご家族の睡眠時の「くせ」どんなものがありますか?

例えば、寝相を見てみると 手足の動きに癖があったり、寝言があったり、はたまた「目が開いたまま眠っている・・」ということもあるようです。
眠っている時というのは、無意識で自覚もない状態なんですよね。

無意識であるからこそ、一緒に暮らしていると歯ぎしりが酷くなったというような、よくない変化があった際には、気づいてもらえるという利点はありますが、家族の誰かの眠りを妨げている事になかなか気づけずにいることがあったりもします。

家族構成でみていくと、まずはお母さん。
お母さんという立場にある日本の中年期の女性は、ホルモンバランスの問題にプラスして、家事・介護など社会的役割があるために、世界で最も睡眠時間が短いとされるので「負担の偏り」など注意が必要と言われています。

お子様がいらっしゃるご家庭では、一緒に寝ている、というご家庭も多いかと思います。

お子さんが小学生になると、寝室を別にしようかな?と考えられることもあるかと思いますが、統計では、お子さんと同じ部屋で寝ているご家庭は、お子さんが高学年で、およそ4割もあるそうです。

寝室が別になると、親の目を離れる時間が多くなるので、当然自由になりますよね、そうすると自然に「夜更かし癖」がつきやすくなります。
睡眠が大事な時期でもあるので、目が届くことで寝かしつけできるのであれば、焦って個室を用意しなくてもいいのかもしれません。
そして部屋を分けてからも、寝付きを悪くする夜の電子機器類の使用に関しては話し合っておく方がいいです。

では高齢者の場合はどうでしょうか。
高齢者の方は、比較的、眠り続けるのが難しくなり、早朝覚醒が起こりやすくなると言われています。
早起きをしてしまっても物音を立てないように・・・、ほかの家族を起こしてしまわないように・・・
そんな気遣いから、覚醒していても布団で過ごすように無理をし、このことがストレスとなっている高齢者も多いようです。

生活時間帯のズレや、いびき・寝言、体感温度の違い、ペアで使っている寝具が自分だけ合わない・・・など、その違いを埋めるために無理をして睡眠の質を落としている可能性は高いと言われています。

近しい家族だからこそ、話すキッカケも難しいかもしれませんが、まずは自分の睡眠状況を打ち明けてみることから始めてみましょう。